さいげつ

2012年10月11日 | 日々の味わい |

私は、天ぷらが好きではなかった。
母の揚げる衣の分厚い山盛りの天ぷら
を見るたびにブルーになっていた。

そんな私を父が銀座の天ぷら屋さんに
連れて行ってくれたことがあった。

初めて食べたブロッコリーの天ぷらは、
美味しくって、ものすごく驚きながら
おっ美味しい!!と言って、父を見た。

父は黙って、頷いた。

そして無言の会話が交わされた。

私:おかーさんの天ぷらと全然違うね!
父:そーだよ、これが天ぷらなんだよ!

母は、やっぱりお店の天ぷらは違うわねー
家じゃこんなのムリムリとか言ってた気が
するんだけれど・・・

あれから沢山の時が流れて・・・

母の天ぷらは、とっても美味しくなった。

おかーさん、天ぷら上手になったね!!
と言ったらば、母は、鉄のフライパンと
油が決めてだわね!少しの油でも上手く
揚がるんだかラン♪と言った。

写真の父は、穏やかに微笑んでいた。


シカクマメ天ぷらは、やっぱり一番人気だった。
Mさん、Aちゃん、ごちそうさまでしたm(__)m